デッキメモ-【Ghoti】〔~2022年8月〕
概要
2022年8月5日にTCGで発売したPower of the Elements(OCGにおけるPOWER UF THE ELEMENTSに相当)にてTCG発の新規テーマである『Ghoti』が登場した。
その魅力的なイラストと効果に惹かれ、来日した暁には必ずデッキを組もうと心に決めたため、現時点での雑感を文章としてまとめておこうと思う。
展開例
展開例というほどのものではないが、恐らくデザイナーズコンボで想定されているであろう動きを予め確認しておこうと思う。
①Paces+Eanoc
Pacesを召喚。
場の自身を除外し、効果で手札のEanocを特殊召喚。
Eanocの効果で除外されているPacesを特殊召喚。
Pacesを除外し、Eanocの効果でGhoti Chainをサーチ。
Ghoti Chainを伏せてターンエンド。
相手スタンバイフェイズにPacesを特殊召喚。
相手ターンにPacesとEanocでAskaanをシンクロ召喚し、Askaanの効果にチェーンしてAskaanを除外してGhoti Chainを発動。
自身と相手の場のカード1枚を除外し、Shifを特殊召喚。
墓地のPacesを除外し、Askaanの効果で自身を特殊召喚。
相手ターンにShifとAskaanでDeep Beyondをシンクロ召喚。
結果:Askaanの①とDeep Beyondの②で2妨害
恐らく、テーマ内で想定されているのがこちらの動き。
要するに、相手ターンにAskaanを経由してDeep Beyondを出すことで2妨害を行うのが、このテーマの基本的な動きとなる。
デッキ構築
上記を踏まえてのデッキ構築について。
まず現段階ではテーマ内のカード+Moray of Avariceまでは各3積みとして、それに加えて採用しておきたいテーマ外のカードを挙げていこうと思う。
魚族モンスター
Deepst Depthsを絡めた初動を安定させるため、魚族モンスターはある程度の枚数は採用したい。
・鰤っ子姫、ワン・フォー・ワン
主にPacesに触るためのカード。
このデッキは基本的にPaces+Eanocの2枚から動き出すので初動を確保するために採用したい。
・揺海魚デッドリーフ
Shifを墓地に落とすのが主な役割。
Pacesから展開することで、☆6シンクロを経由してAskaanまで繋げることができる。
・サイレント・アングラー
☆2チューナーと後述する電脳堺獣-鷲々を展開し、Askaanに繋げることができる。
その他、Ghoti Chainのコスト用の頭数になったりもする。
☆6モンスター
PacesとShifは繰り返し除外し続けることで何度も盤面に出力できるので、必然的に非チューナーである☆6モンスター側のカードが不足しやすい。
そのため、手軽に特殊召喚できる☆6モンスターをいくつか採用したい。
・シャークラーケン
他のカードと比べたこのカードの利点は、何より魚族モンスターであること。
PacesとShifのどちらと合わせて握っていても相手ターンAskaanまでは成立するので、意外と悪くないのかもしれない。
正直かなり怪しいが。
・花騎士団の白馬
☆2以下のモンスターが場に存在する場合に特殊召喚できる☆6非チューナー。
おまけ程度ではあるが墓地効果もついている。
しかし、こちらは魚族でも水属性でもないので素材としての価値は他のカードと比べて劣る。
・簡素融合
1000ライフ払うことで非チューナーの☆6モンスターを出力できるカード。
エクストラデッキの枠は食うが、盤面の状況に左右されず使用することができる。
残念ながら簡素融合で特殊召喚できる☆6魚族モンスターは2022年8月現在存在しないため、Askaanの墓地コスト等には貢献しないのが欠点。
エクストラデッキ
・「白闘気」カード
主に採用したいのは白闘気白鯨と白闘気海豚の2体。
白鯨は相手ターンにシンクロ召喚することで除去効果を十全に発揮できる。
海豚は主に☆4モンスター+☆2チューナーからの踏み台としての役割だが、☆6魚族シンクロモンスターは他にいないため、唯一無二の役割と言える。
どちらも墓地の水属性モンスターを除外して自己蘇生する効果を持っているためGhotiとの相性もいい。が、墓地から蘇生した後はチューナーとして扱うのだけがネック。
・電脳堺獣-鷲々
縛りのない☆6シンクロモンスターでフィールドのカード1枚を対象として墓地へ送る効果を持つ。
肝心なのは除去効果のコストの部分。
墓地のモンスターを除外するため、☆2チューナーを除外しておけば次ターンにAskaanに繋げることができる。
・アビス・オーパー
2022年9月10日発売のWORLD PREMIERE PACK 2022に収録されるTCG先行カード。
リンク召喚成功時に手札から魚族モンスターをリンク先に特殊召喚する効果と、自身以外の魚族モンスター1体と相手フィールドのカード1枚を除外する効果を持つ。
どちらの効果もGhotiと相性が良いため1枚は採用しておきたい。
その他のカード
どちらかというと混ぜ物の範疇になると判断したカードやギミックをこちらに記述しておく。
・シャークカード
アビス・シャーク、クリスタル・シャーク等。
このデッキならば容易に特殊召喚できる☆5モンスターであるため、白闘気一角や飢鰐竜アーケティス等、Ghotiカードだけでは召喚しにくいシンクロモンスターを出すことができる。
もちろんお家芸のエクシーズ召喚のギミックも盛り込める。
・インフェルノクインサーモン
インフェルノクインサーモンの効果で、半魚獣・フィッシャービーストを特殊召喚して☆6非チューナーを確保する案。
インフェルノクインサーモンは☆5モンスターなので、こちらも白闘気一角や飢鰐竜アーケティス等のレベル帯のモンスターをシンクロ召喚できる。
・超古深海王シーラカンス
魚族といえば、の人。
当然ながら通ればやりたい放題展開できるカードなので、どちらかというとシーラカンスデッキにGhotiの要素を盛り込む形になる。
終わりに
テーマ名にもなっている「Ghoti」は綴りの通りに発音しない英語の発音を揶揄した海外発祥のジョークらしい。
GhotiはTCG版DABLでも新規が登場するため、今後の強化も期待できる。
カード名の和訳も含め、今から来年のWORLD PREMIERE PACKが楽しみだ。